こんにちは、しりりんです。
以下は、先日受講しました、公認学童コーチ要請講習会での講義内容の一部になりますが、私自信の整理のために、ここに書かせてもらいます。
先日のブログでもお話しした通り、野球においてキャッチボールは非常に重要な練習になります。今回は、キャッチボールの送球について、もう少し深掘りしてみようと思います。
送球、つまり「投げる」についてです。野球において、「投げる」と言う動作は非常に大切です。また選手の将来を考えた時にも「正しい投げ方」を身につけておく事は大変重要です。
それでは「正しい投げ方」とはどういうことでしょうか?「正しい投げ方」とは、「高いパフォーマンスを発揮できる投げ方」であり、また「身体への負担が少なく故障しにくい投げ方」であるとのことです。
「高いパフォーマンスを発揮できる投げ方」とは、「自分が狙ったところに、自分で思ったとおりのスピードで投げられる投げ方」と言い換えることができます。
少年野球の選手たちはまだ成長期にあたります。より強く投げることを意識すると、故障につながってしまいますので、投げるスピード・距離については、最低限の能力を目標とした上で、「狙ったところに投げられる」と言うことが身に付くよう、指導に当たるようにしなければならないとのことです。
「投げる」の基本4項目
- 「正しくボールを握る」:ボールが良い回転で投げられるように正しい握り方を身に付ける。
- 「両肘が肩のラインまで上がる」:ステップした足が送球方向にまっすぐ踏み出されたとき、両肘の位置が肩のラインまで上がっている。
- 「ひねって投げる」:身体の中心を軸にして、体重移動をさせながら身体を90度ひねり、ボールを投げる。
- 「投げた後にバランスが取れる」:ボールを投げ終わった後、バランスを崩すことなく立っていられる。
指導者の目標
上の4項目を基本として、選手達を下記の水準まで、導くことが、私達指導者の目標となります。
- 塁間の距離をノーバウンド、又はワンバウンドで相手が捕球しやすい送球をできるようにする。(塁間とは、ベースとベースの間の距離で、軟式野球の場合、小学校低学年で21m、小学校高学年で23m)
- ピッチャーマウンドからホームベースまでの距離で、6割程度のストライクを投げられるようにする。(ピッチャーマウンドからホームベースまでとは、軟式野球の場合、小学校低学年で14メートル、小学校高学年で16メートル)
個々の力、成長の度合いによって能力は異なりますが、まだまだ発達途上の子供たちに求めるべき能力としてはこの位が適当であるとのことです。
実際、現場でコーチをやらせてもらっていますが、これらは難しい!理想的なのはわかりますよ。最低限、狙ったところに6割投げられるピッチャーが、1人いても、今は球数制限が70球なので、あと2人必要です。もし3人そろえば、地区大会は優勝できるでしょうね。
とにかく、怪我だけはさせないように、コツコツやるのみですね!
それではまた。