こんにちは、しりりんです。
これは、ウチのチームでの話しなんですが、他のチームでもあるのでしょうか?尚、まだ現在進行形なんです。
「練習はしたいけれど試合には出たくない」という選手の考え方に直面しております。このような考え方は、一見すると野球という競技の本質から外れているようにも思えます。しかし、近年のスポーツの在り方や子どもたちの多様性を考えると、こうしたスタンスをどこまで受け入れるべきか、慎重に考える必要があり悩んでいます。
野球の本質と試合の役割
野球は団体競技であり、ルールに基づいて試合を行い、勝敗を競うスポーツです。チームスポーツである以上、個人の希望よりもチームの目標が優先される場面も多く、選手は試合に向けて努力し、仲間と協力して勝利を目指します。試合に出ることで経験を積み、成功や失敗を繰り返し、成長していくことが野球の大きな魅力のひとつです。
そのため、「試合には出たくない」という意識があると、チームとしての一体感やチームの一員としての責任感、仲間と共に戦う経験が不足し、競技の醍醐味を十分に味わえない可能性があります。また、試合を通じて得られる緊張感や達成感を経験しないままだと、スポーツの楽しさや成長の機会を十分に得られないという懸念もあります。
「試合に出たくない理由」と多様性の視点
一方で、子どもたちが「試合に出たくない」と考える理由も多様です。例えば、
• 勝敗のプレッシャーが苦手:過度な緊張や失敗への恐れから、試合が苦痛に感じる場合。
• 楽しみ方の違い:野球の技術向上や練習そのものが楽しく、競争には興味がない。
• 家庭の方針:保護者が「スポーツは娯楽であり、勝ち負けよりも健康維持や友達作りの場」と考えている。
こうした理由を尊重することも、多様性のひとつと言えるかもしれません。特に現代では、スポーツの楽しみ方が多様化し、競技志向だけでなく「運動を楽しむ」「仲間と交流する」といった目的で参加する子どもも増えています。
監督としての対応とチーム運営のバランス
指導者としては、チームとしての活動を尊重しつつ、「試合に出たくない選手」をどこまで受け入れるかを考える必要があります。具体的には、
• 試合に出る楽しさを伝える:実戦の経験がないことで不安を抱えている場合、まずは練習試合などでハードルを下げ、成功体験を積ませる。
• チームの方針を明確にする:「うちのチームは試合に出ることを前提とする」と伝え、それに納得できるかどうかを確認する。
• 役割の多様化:試合に出るのが苦手でも、ベンチから声を出したり、スコアをつけたりすることでチームに貢献する形を模索する。
ただし、チームスポーツである以上、全員が試合に出ることを基本とするのが理想です。個々の希望を尊重しつつも、チームの一員としての自覚を持たせることが、監督としての重要な役割になるでしょう。
まとめ
「試合に出たくない」という考え方も、現代のスポーツの多様性のひとつとして受け入れる余地はあります。しかし、野球という競技の本質や団体スポーツの意義を考えると、試合を通じて得られる経験は非常に大切です。監督としては、子どもたちの気持ちを尊重しながらも、試合の楽しさや意義を伝え、チームとしての一体感を育てていくことが求められるでしょう。しかしながら、仲間とは目標を共に共有し歩んでいくものです。団体競技で目標が共有できていないと、やがて孤立を生んでしまい、居場所も無くなってしまいます。今、まさにその場面にいるのですが、親御さんと相談したくても出てきてくれません…このままだと多分辞めちゃうなぁ。何とかしないと。
ではでは