こんにちは!しりりんです。
4年前に「このままじゃ、存続が危ういので、チームの広報に立候補しました!」というブログをかかせていただきました。
このままじゃ、存続が危ういので、チームの広報に立候補しました! - しりりん新米コーチのブログ
当時は1月の時点で選手の数が10人しかいなかった為、本当に崖っぷちでした。それから、月日が流れて、私も背番号28番(チーフコーチ)から背番号29番(ヘッドコーチ)を経て、今では背番号30番(監督)となって3年目です。部員も25人となりました!
近年、学童野球のチーム数が減少し、存続の危機に立たされているチームが増えています。その一方で、部員獲得に成功し、活気あるチームを維持しているところもあります。この違いはどこから生まれるのでしょうか? ここでは、部員数が増えるチームと減少するチームの特徴を比較し、成功のポイントを探ります。
1. ママの口コミの影響
学童野球において「ママの力」は非常に重要です。チームの雰囲気や指導方針、保護者の負担が大きすぎないかといった情報は、ママ同士の口コミで広がります。特に、良い評判が広がると「安心して子どもを預けられるチーム」と認識され、自然と入部希望者が増える傾向があります。
逆に、過度な当番制や厳しすぎる指導、保護者間のトラブルがあると悪い評判が立ち、入部希望者が集まりにくくなります。成功しているチームは、保護者の協力を得つつも負担を減らし、親も子も楽しく活動できる環境を整えています。
うちのチームはここがうまくハマったと思います。チーム存続の危機に対して、全学年のママたちのベクトルが同じ方向を向いた時期がありました。そこから良いサイクルがまわりはじめました。
2. 監督・コーチの指導方針
監督やコーチの存在は、子どもたちの成長だけでなく、部員獲得にも大きな影響を与えます。
部員が増えているチームの監督・コーチには以下の特徴があります。
- 子ども一人ひとりに寄り添い、楽しく学べる環境作るー厳しすぎる指導ではなく、子どもたちが「野球って楽しい!」と感じられるような工夫をしている。
- 初心者でも安心して入れる仕組みがあるー野球未経験の子どもにも基礎から丁寧に指導し、上達する喜びを実感させている。
- 子どもや保護者とのコミュニケーションを大切にするー子どもだけでなく、保護者とも信頼関係を築き、安心して預けられる環境を作っている。
反対に、指導が厳しすぎる、監督が一方的に怒る、試合に出られるのは一部の上手な子だけといったチームは、部員が集まりにくくなります。
こがかなり難しいですね。いろんな経験を積んできたコーチもいれば、SNSで一生懸命勉強しているコーチもいます。どちらも間違いではないのでしょうし。コーチの方々には、選手に指導する際に、その選手が何に気を付けて練習に取り組んでいたかを確認した上で、指導をしていただくようにお願いしています。
3. チームの方針と活動内容
部員が増えているチームは、「勝利至上主義」ではなく「成長重視」の方針を掲げていることが多いです。
例えば、
- 試合に出る機会を均等に与えるー上手な子だけが試合に出るのではなく、全員が試合経験を積めるようにしている。
- 練習が楽しい工夫があるーただ走るだけのトレーニングではなく、遊びの要素を取り入れた練習で飽きさせない。
- 地域とのつながりを大切にするー地域のイベントや学校と連携し、野球の魅力を広めている。
こうした取り組みがあると、初心者や未経験の子どもでも「このチームならやってみたい!」と思いやすくなります。
私が監督になったときに、チームの指導方針を5つ作成しました。なかなか、その通りにはいかないですが、有ると無いとでは、大きな違いがあるように思います。道が有るか無いかみたいな感じですかね。
4. 入部のしやすさとPR活動
部員を増やすには、チームの存在を知ってもらうことも重要です。成功しているチームは、以下のようなPR活動を積極的に行っています。
- 学校へのチラシ配布や体験会の実施
- SNSやホームページで活動の様子を発信
- 地域のイベントに参加し、チームをアピール
一方、部員が減っているチームは、こうしたPR活動が不足していることが多いように感じます。
これはほんとに積み重ねですね。すぐに結果はでないですし。もはや趣味の延長かもしれません。
まとめ
部員数が増えているチームには、「ママの口コミ」「監督・コーチの指導力」「チームの方針」「PR活動」といった共通点があります。特に、野球未経験の子どもや保護者にとって「入りやすい環境」を整えていることが大きな要因となっています。
学童野球を存続させるためには、指導方法の見直しや、保護者の負担軽減、チームの魅力を伝える工夫が不可欠です。「楽しく、成長できるチーム作り」を目指し、地域全体で学童野球を盛り上げていきましょう。
ではでは