しりりん新米コーチのブログ

少年野球のコーチに挑戦中!

「RICE(ライス)」処置が必要です!選手がケガをしてしまったら。

こんにちは、しりりんです。

 

先日の少年野球チーム練習の際、ノックのボールを指に当ててしまい、2年生の選手がケガをしてしまいました。大事には至らなかったので良かったのですが、複数のコーチで注意をしいても、突然のケガを防ぐことは難しいということを改めて感じました。

 

今後の課題として、起きてしまったケガに対して、どのような応急処置を行うかを指導者や保護者が共有して置かなければならないと思います。

 

よく言われるのが、怪我の際は、応急処置の基本である「RICE(ライス)」処置を行うことが必要です。打撲や捻挫、突き指、肉離れなどになってしまった際、病院にかかるまでに、現場で素早く適切な処置ができるかどうか、ケガをしてからの4~6時間が最も重要な時間帯だと言われていて、その後の回復や治療に大きな差が出ます。

 

「RICE(ライス)」とは、Rest(安静)、Ice(冷却)、Compression(圧迫)、Elevation(高挙)の頭文字をとった略語です。これに添って処置を進めていきます。

 

 

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Rest(安静にする)

怪我をしてしまったり、おかしいかな、と思ったときには、試合や練習を中断して、とにかく安静にすることが大事です。たいしたことないと思って、そのままプレイを続けていると、ケガをした箇所の血管が切れたり、悪化させたり、新たなケガを発生させる原因となってしまいます。

 

Ice(冷却する)

ケガによる内出血や腫れを最小限にとどめるのが冷却(アイシング)です。腫れ上がってからでは、治りが遅くなってしまいますので、怪我をしたら少しでも早く冷やすことが大切です。

アイシングの仕方

足首や手首などはバケツに氷水を入れて、そこに患部を突っ込んで冷やし、その他の部位は、ビニール袋に氷を入れ、タオルに包んで患部に当てます。冷たくて痛く感じた後に、暖かく感じるようになり、ピリピリとしびれてきた後、感覚がなくなってきたら休憩します。感覚が戻ってきたら再び冷やします(1回15分~30分くらい)。これを数回繰り返します。凍傷にならないように気をつけます。

 

Compression(圧迫する)

ケガをした部位に包帯を巻くなどして圧迫することで、損傷した組織の細胞液が他の部位に流れ込むのを防ぎ、内出血と腫れを防ぎ、痛みも和らげることができます。これも、アイシングと同じく、腫れ上がる前に素早く行うことが大切です。

圧迫の仕方

患部にスポンジやパットなどを当てて包帯やテープを巻きます。包帯は患部より広く巻いて、圧迫の時間は20分程度です。圧迫しすぎると血液の循環が悪くなり症状を悪化させてしまうことにもなるので、あまりきつく巻きすぎないように注意が必要です。アイシングと並行して行うことが大切です。

 

Elevation(高挙)

患部が腫れてくるのは、患部に血液やリンパ液が溢れて溜まってくるからです。それを防ぐためにも、患部を心臓より高い位置にあげることが大切です。これによって、流れ込む血液やリンパ液の量が減り、逆に出て行く量を増やすことができます。また、血液が心臓に戻りやすくなり、腫れを抑えたり早く引かせることもできます。

 

まとめ

見た目大したことがなくて選手が大丈夫と言っても、十分なケアを心がけることが大切です。選手はケガを隠したがります。せっかく掴んだレギュラーの座を手放したくはないですからね。その気持ちも十分にくみ取ったうえで、将来を見据えた判断が必要になります。いまのところ、私が所属するチームにそこまでのケガや事故はありませんが、その場面が来た時に判断が下せるか、難しいですね。
そんなことがないように祈ります!

 

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ではでは