しりりん新米コーチのブログ

少年野球のコーチに挑戦中!

「長く野球を楽しむための10の提言」

こんにちは、しりりんです。

 

先日の土日練習で、久々に広いグランドで練習ができたので、2日間ともに6時間練習を行いました。

 

とても内容の濃い練習ができよかったのですが、まだ3年生の娘は相当疲れてしまったらしく、練習から帰るなり、リビングで寝てしまいました。

 

今回、ケガなどはなかったのですが、少年野球の長時間の練習による故障のリスクが指摘されていて、「スポーツ医・科学の観点からのジュニア期におけるスポーツ活動時間について」において、オーバートレーニングに関する国際的な研究結果により「休養日を少なくとも1週間に1から2日設けること、さらに、週あたりの活動時間における上限は16時間未満とすることが望ましい」と言うことが示されています。

 

また、平成27年度少年野球(軟式・公式)実態調査 調査報告」では、412のチーム、8354名の選手、376名の指導者に対してスポーツ障害に関する調査を行い、下記の提言が示されました。

 

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「長く野球を楽しむための10の提言」

  1. 全力投球が1日50球以上や週200球を超える選手の障害の発生率は明らかに高い。将来も長く野球が続けられるよう、全力投球はこれ以下の数をしっかり守ること。
  2. 小学生の練習は、1週間に3日以内、1日3時間を超えないこと。
  3. 練習前後のウォームアップ、クールダウンには十分な時間をかけ、少なくとも20分以上行うこと。
  4. 毎週月曜日をセルフチェックの日と定め、指導者や保護者は、身体の痛みや肘の曲げ伸ばしの範囲に注意すること。
  5. 少子化でチームの人数が少ない場合、特定の選手に負担がかからないように配慮すること。
  6. 障害の発生の初期段階では4、5日練習を休むと痛みがなくなることもある。それでも痛みがある時や再び痛みが出た時は整形外科に診てもらうこと。
  7. 練習以外の自宅でのトレーニングが過重にならないこと。身体の緊張をほぐすため1日数回のストレッチを習慣づけるように指導し、過剰な筋力トレーニングは行わせないこと。
  8. 全力投球をしないシーズンオフを少なくとも3ヶ月設けること。例えば守備練習で捕球のみとし、全力投球をしない練習内容とするなど。
  9. 1人の選手が1年間で出場するのは70試合以内とするのが望ましい。
  10. スポーツ障害の予防は、指導者・保護者の緊密な連携が大切で、整形外科専門医の定期的な検診を受ける仕組みを設けること。

 

近隣のチームでは、この倍の練習時間を費やしていて、選手が疲弊しているとの話をよく聞きます。その代わり、強豪チームとして、注目を浴びてあるのも事実です。選手にとってどちらが良いのかは、なかなか判断出来ませんが、私たちのチームは、これらの提言をしっかり頭に入れて、選手達が末長く野球をプレイできるよう指導していきたいです!

 

ではでは