しりりん新米コーチのブログ

少年野球のコーチに挑戦中!

野球のピッチャーにアイシングは必要か?

こんにちは!siririnです。

 

先日、息子が投球後に、コーチからアイシングをするようアドバイスをもらいました。

チームでアイシングサポーターを持っていないので、個人で買うべきか迷っています。

そこで、アイシングについて調べてみました。

 

アイシングとは?

 

スポーツで疲労した部位を冷やすことにより、筋肉の腫れや疲労、炎症を防止し、痛み

を抑える効果が期待できます。

 

アイシングされた部位は血管が収縮され、アイシングを外した瞬間から血管は元に戻り始めます。

 

この際に、収縮の反動で血管は膨張し、その血流の勢いで疲労物質を流しだすことがで

きる為、その結果、疲労回復力を高めることができるのです。

 

一方で、このアイシングについて否定的な意見もあります。

血管の収縮により血流阻害をおこすということは、修復物質まで阻害してしまう恐れが

あるとのことです。

 

また、痛みを抑えるということは、脳から発せられるシグナル(身体の自己回復)を阻害してしまうことになると言われています。

 

アイシングは必要なのか?

 

結論かいうと、アイシングは、適切なタイミングと適切な時間を意識することで、初

めて、その効果を発揮するものであるといえます。

 

アイシングの時間も適当だったり、その後に、また練習を始めてしまったりすると、

全く効果が無くなってしまいます。

 

それでは、アイシングの効果的なやり方はどうすればよいでしょうか?

 

f:id:siririn:20191123130348p:plain

 

アイシングの効果的なやりかた

 

投球後すぐにアイシングを開始することが理想的です。

しかし、少年野球や学生野球では、なかなかそれも難しいとおもいますが、それでも、

30分以内にはアイシングを開始するのが望ましいです。

 

アイシングの時間は15分~20分位がよいでしょう。あまり長時間冷やしすぎると、

血管が収縮されている時間が長くなり、部位の炎症は抑えることができるものの、疲労

回復に悪い影響がでてしまいます。

 

冷やし方について

 

氷を氷のうに入れたり、凍らせた保冷剤を使用して疲労部位を抑える必要があります。

両手がふさがってしまうことで、不都合がある場合は、簡単に固定もできる、アイシン

ググッズを使用することがお勧めです。

 

「アイシンググッズはコストがかかる」という方は、100円ショップなどで、サポータや、マジックテープなどを購入して利用しましょう!

 

まとめ

 

アイシングは「みんながやっているから」「ただんとなく」というように漫然と冷や

せば良いというわけではありません。

 

「なぜ行う必要があるのか」という意識をしっかり持ってこそ、効果が

期待できます。

 

また、最近では、少年野球でも球数制限が設けられるようになり、1日70球が上限とされております。

 

非常に良い傾向だと思いますが、試合に限らず、練習中もこの球数制限を意識しつつ、

指導にあたれればと思います。

 

但し、アイシングはあくまでも、筋肉の腫れや疲労、炎症を防止し、痛みを抑えるなど

の、応急処置的な対応に他なりません。

 

選手の皆さんは、少しでも痛みがあれば医師による診断を受けてください。

ご家族のみなさんも、よく観察してあげてください。

 

肩をかばう動作だったり、野球ができなくなることが嫌で、ずっと黙っているなどは、よく聞く話です。

 

肩や肘は消耗品です。生涯スポーツとして、末永く続けていくためにも、大切に労わっ

てあげましょう!

 

ではでは、これからバッセン行ってきます!