こんにちはしりりんです。
皆さんはリスクマネジメントの意味が分かりますか?
職場では良くリスクマネジメントという言葉を聞きます。
簡単に言うと危機管理のことですね。
スポーツにもこの危機管理は非常に重要となります。
スポーツにおけるリスクマネジメント
スポーツにおけるリスクマネジメントにおいて、「スポーツ事故をゼロに!」というスローガンをよく見かけます。しかしながら、スポーツの本質は身体を使うことで、ケガをゼロにすることは難しいと思います。
例えば、野球においてデットボールを受けて打撲というケガ(事故)を無くそうとした場合、野球をしないという選択肢しかありません。ヘルメットなどの防具を着用することで、最低限のケガ(事故)に抑える。野球というスポーツはこの考えのもとに成り立っていると思われます。
学童野球事故防止の基本
野球というスポーツの特性はもちろんのこと、小学生という心身の成長過程にある年代の特徴的なリスクをしっかり把握して、対策を練る必要があります。
小学生の特徴を知る
- 危険認知能力、危険回避能力が未熟
・周囲への注意力が不十分
・熱中すると周囲への注意力がさらに低下する - 未成熟な身体による傷害・障害の危険
・骨が成長過程の為、野球肘や野球肩の危険
・骨の成長過程の為、胸郭の強度不足による心臓振とう - 野球技術の未熟さ、体力不足による危険
野球における事故パターンの把握
野球で発生する事故にどのようなものがあるのかを把握し、安全に指導ができる必要があります。以下に挙げた例は一例ですが、死亡や障害を負った重大事故のなった事例もあります。
バッティングにおける事故
- 手からバットが離れたことによる事故
ただ手を離すなというだけではなく、どれだけ危険であるかをしっかりと説明し、事故の結果を理解させる必要がある。 - スイング中の事故
スイングする前に周囲を確認すること、スイングしている選手の近くを通る場合はその範囲に入らないよう理解させる必要がある。
ピッチングやスローイングにおける事故
- デットボールによる事故
ヘルメットの着用の徹底。ヘルメットに不備がないか定期的に確認する。 - 暴投や送球ミスによる事故
意図しない投球・送球による危険性を理解させる必要がある。 - 投げすぎによる事故
小学生は1日1試合のみ、投球数は70球が限度。トーナメントによる肘や肩の酷使に注意する。
衝突事故
- 人と人との衝突事故
打球を追って捕球する際の選手同士の衝突を防ぐため、お互いに声を掛け合う、周辺の選手が支持を出す。 - 人と物との衝突
小学校の校庭での練習中、試合中いおいて、鉄棒やサッカーゴール、花壇などの設備への衝突を防ぐため、打球を追う限界線を決める。
まとめ
スポーツにおけるリスクマネジメントには以下の3つのポイントが重要です。
- 知ること
過去にどのような事故が発生しているかを把握する。
競技の特性を理解し事故の特徴を理解する。 - 事故発生前の対策を整理する
どのような事故の発生を回避するのか→投げすぎによる野球肘
事故の発生は防げないものとし、発生した事故が重大な結果にならないようどのように回避するか→ヘルメットを着用する。 - 事故発生後の対策
紛争に発展させたり、拡大、深刻化させない
ビジネスやスポーツに限らず、生きていく上でのリスクマネージメントは重要です。常にイマジネーションを働かして、不測の事態に備えましょう。
ではでは