こんにちは、しりりんです。
先日、私たちの少年野球チームの体験会がありました。2週間前から告知して準備万端で当日を迎えましたが、スタートの時点で参加者は0名。ある程度は予想をしていましたが、やはりショックでしたね~。1時間が経ったあたりでお父さんとお母さんに連れられて、今年入学予定のお子さんが見学したいとのことで来てくれました。
「ありがとう!ほんとにありがとう!」
結局このお子さんのみの参加となりましたが、一人でも見に来てくれたので大成功です。こういった活動の繰り返しがいつか実を結ぶんでしょうね。
しかしながら、私が子供のころは、チームの人数が足りないなんて考えもしなかったものです。まぁ、野球しか選択肢がなかったのですが。今は、野球以外のスポーツもたくさんありますし、中学受験が一般的になってきましたね。
それにしても、少年野球の評判はすこぶる良くない気がします。
「少年野球て大変なんでしょ? 」
この言葉、よく聞きます。この「大変なんでしょ?」には色んな意味が込められているうでしょうね。親の負担が大変、時間の拘束が長くて大変、体罰や罵声・怒声が大変、などなど。
特に体罰や怒声・罵声は野球に限らずさまざまなスポーツで社会問題にもなっています。昔は「下級生は練習中に水を飲むな!」ってよく言われてました。下級生ほど水分を取るべきなのですが、今では考えられない根性論の極みです。また、監督やコーチからの「愛のムチ」と称する体罰も黙認されていました。
こんな指導者の考えは「強いチームを作るためには愛のムチも叱咤激励も必要。愛のムチがダメなんて、強いチームをつくれない素人の戯言だ!」的な感じでしょうか。
指導と称しての体罰は禁止されています。厳しい指導として、正当化することは絶対間違っていて、選手の人間性や人格、尊厳を損ねたり否定するような言動は許されないと思います。また、直接受けた選手のみならず、周りの選手にも肉体的、心理的に悪影響を与えてしまいます。
体罰、暴力、暴言にたよらずに、優れたチーム、選手を育てるためには以下のような指導方針が必要ではないでしょうか。
- 正しい選手の心に火をつける指導
- 指示がなくても自分で考えて行動できる選手を育てる指導
- スポーツに失敗がつきものとして、失敗を少なくさせ、そこから学ばせる指導
- 選手を「待つ、信じる、許す」ことができる指導
- 指導者自身が研鑽し、常によりよい指導を探求すること
指導者として、体罰や暴力によって支配することでロボットのような選手、チームを育成するのではなく、選手によりそい、選手が自ら考えて行動できる環境を作るように心がけていきたいです。
ではでは