こんにちは、しりりんです。
少年野球のコーチとして現場を見ていると、どうしても選手たちに、「あーしろ!こーしろ!」と指示や命令をしてしまいます。
しかしながら、先日のブログでも触れた通り、選手を尊重し、信頼関係の中で、選手が抱える課題に対する答えや目標に対してとるべき行動を、コミニケーションをしっかりとって、選手自身から引き出すのがコーチングです。
一方で、まずは基本が何かわからなければ、課題を見つけたり次の目標を決めたりすることができないため、基本の技術は「ティーチング」によって指導することとなります。
ティーチングとは誰もが知っていなければならない共通認識のことです。
例えば、□+□=2とあります。
皆さんは□にどんな数字を入れますか?
1+1、2+0、0.1+1.9などなど。
無限にありますよね。
2を目標と捉えた場合、2への到達方法は無限にあります。この方法を一緒に考えるのがコーチングです。ティーチングは正数でも少数でも数字を足すと2になるという基本を教えることです。
しかし、この「ティーチング」が行きすぎると「指示・命令形」の指導となってしまい、少年野球の選手達の自発性、自立性、自律性を奪ってしまいます。
ティーチングで教えるべき「基本」を教えたら、その後は「質問・提案型」の「コーチング」によって、選手の自発的な行動を引き出すことが大切です。
指示・命令型の指導
- 相手とうまくコミュニケーションが取れない
- 相手のタイプや価値観を見分けられない
- 誰にでも同じ方法で教えてしまう
- 自分のやり方を押し付ける
- 過度の管理(教えすぎ・ 指示しすぎ・結果を叱る)
→自発性・自立性・自律性を奪う
→チャレンジを阻害してしまう
質問・提案型の指導
- 自発的な行動を引き出しす《コミュニケーションスキルを用いて》
- 行動を起こさせ、個々の潜在能力を引き出す
まとめ
指示・命令型が良くないのは分かってはいるんです。分かっているんですけど、中々出来ないんですね。分かるとできるの間には、大人でも大きな溝があるんです。
少年野球の選手達はまだ小学生ですし、尚更でしょうね。一緒に成長していきます!
でわでわ