こんにちは!しりりんです。
少年野球と聞くと、お父さん、お母さんに精神的、時間的負担が非常にかかると思われがちですが、実際はどうなんでしょうか?我が家は、入団半年を迎えますが、現時点での「親の負担」について感想を述べていきたいと思います。
私自身も少年野球の経験者でしたので、我が家の子供達が少年野球をはじめたときは、私も、奥さんも、最大限の協力は惜しまないつもりでした。
ただ、少年野球チームの運営には、思った以上に、「親の協力が重要で、その協力の元で、成り立っている」と同時に「負担」とも取れるということが分かってきました。
また、少年野球についてこんな記事も出ております。来年から大リーグで活躍される筒香選手に届いた、少年野球チームのママさんからの手紙です。親の負担について書かれています。是非、この記事は読んでほしいです。
今、少年野球チームに入ろうかどうか迷っているお父さん、お母さんに、少しでも参考になればとおもいます。
軟式少年野球チーム
ほとんどの軟式少年野球チームは、地域の小学校にかよう、子供達を中心としたメンバーで構成されていています。
その為、1年生~6年生までが所属しているケースがほとんどです。(最近では野球人気が低迷しており、全学年がそろうのは難しい)
費用について
まずはお金についてですが、私たちの所属チームは部費として、毎月2000円が必要です。(2人目は1500円になります)この部費はチームとしての活動(大会登録費、夏合宿代、遠征費、等)やチームとしての道具の購入にあてられます。
夏合宿代は別会計というチームもありますが、その場合一人につき15000~20000円位かかります。親子で夏合宿に参加するとそれだけで、70000~80000円の負担となり、どこか旅行に行けますね!
この他に、個人として、バットやグローブ、ユニフォームなどの購入が必要となります。因みに、バットは高いもので30000円前後、グローブも20000円前後くらいでしょうか。
さらに、小学生は成長が速いため、すぐにサイズが合わなくなります。その為、練習用ユニフォームやスパイクは買い替えが必要です。
野球はお金がかかると言われていますが、確かにその通りですね。
練習について
基本的に練習は土曜日、日曜日、祝日になります。グランドの使用状況によっては練習のない日もあります。年末、年始、大型連休などは、家族の時間が取れるよう休みがあります。
強豪チームはやはり、練習日数や時間が多いため、家族の時間が全く取れないケースもあるようです。入るチームによって差があるので、事前に情報を取る必要があります。必ずしも自分の地域のチームに入らないければいけないわけでもないので、家庭の事情や選手の体力、やる気にあうチームを探してください。
私たちのチームは、週に2~3回、夕方に、あるお父さんコーチが素振りを見てくれており、時間のある選手たちが集まって、みんなで素振りをしています。これは、強制ではありません。
試合について
シーズンは3月よりスタートして、毎月公式戦が入ります。強ければ、毎週試合があるような感じです。12月初めまで公式戦があり、その後はシーズンオフになります。公式戦の他に練習試合などがあり、夏~秋にかけて試合が集中します。
当然、遠征もありますので、車を出す必要がでてくるかもしれません。車内は確実に汚れますので、覚悟しましょう!
野球以外の活動
地域の子供会に属しているため、野球以外の活動が頻繁にあります。もちろん、基本は親子での参加になることが多いです。
どんと焼き
地元の人達が持ち寄った古いお札や正月の松飾、縁起ものなどを焼いて1年を振りかえり、新しい年の家内安全と無病息災を祈る行事で、豚汁をふるまったりします。
盆踊り
野球部として、地域の自治会が開催する盆踊りに出店します。因みに今年は、焼き鳥を2500本、焼きそばを500人前売り切りました。この売り上げも部費にあてられます。
秋祭り
高学年は神輿を担ぎ、低学年は山車(だし)を引き、地域を練り歩きます。これは、朝から夕方まで丸一日がかりでの作業になります。
お父さんとお母さんの役割
まぁ、細かいことを上げたらきりがありませんが、色々ありますよ~。
お父さんの役割(負担)
- 練習の手伝い(コーチ)
- 遠征の送迎
- 試合のグランド設営
- 試合のグランド撤収
- 試合での運営
- 試合での審判
- 部内の定例会議
- 行政が主催する各種講習会への参加 等
お父さんは結構好きでやっている場合が多く、いやではない。
お母さんの役割(負担)
- お茶出し
- お弁当の準備
- スコアブックの記入
- 選手の体調管理
- 選手のモチベーション管理
- 会計 等
お母さん方はとにかく細かいところで、色々大変です。夏は、選手が熱中症にならないよう、スポーツドリンクを作ったり、冷たいタオルを作ったり。頭が下がります。いつもありがとう!
実のところ、私たちの所属チームは基本お茶当番はありません。しかしながら、お母さん方各々の厚意が、他のお母さんも『私もやらないといけないのかな?』と思うようになり、それがいつしか”やらねばならない”に変わり、参加できるお母さん方の当番制という感じで、自然に復活している感じです。キャプテンママの方針によっても色々あるみたいですね。
問題発生
監督さんやコーチ、お父さんやお母さんの協力があっても色々な問題が発生します。その都度、会議を開き、話し合いを行い、解決を目指しますが、最悪の場合は選手が退団ということもあり、非常に悲しいこともあります。
練習や応援にこないお父さん、お母さん
それぞれの家庭で事情が色々あります。毎回、練習を見に来れないお父さんやお母さんもいるでしょう。ですが、頭ではわかっているものの、毎回これるお父さんやお母さんは固定化しており、そうなると不満がでてきてしまいます。
試合に出れない選手
監督さんやコーチは、できるだけ選手みんなを試合に出したいのです。但し、その試合の性質だったり、選手のやる気だったり、色々考えた上での選手起用なのですが、我が子を思う気持ちが強すぎて、起用方法に不満がでてきてしまいます。
素行の悪い選手
少年野球チームでは、野球は当然として、感謝の心、あいさつ、団体行動、集中力、積極性など、社会に出ても通用するような人間形成を教えるところでもあります。しかしながらこれらは、各家庭での躾がなされていることが大前提です。
これらの他にも、OB父母との懇親会や、忘年会、新年会、暑気払い等々でお酒のお付き合いが頻繁に行われます。こういうことが苦手な人も多いでしょう。
最後に
私と奥さんの意見ですが、大変なことも多いです。親の負担は間違いなくあります。ですが、それよりも楽しいことや感動することの方がもっと多いです。今は、少年野球を始めてくれた我が家の子供達に感謝しかありません。
運動不足も解消されてダイエットにもなります!週末に行くところがなく、ショッピングでお金を使ってしまうこともなくなりました。特にコストコやばかったです。
今、迷っている方がいらっしゃれば、是非、勇気を出して一歩を踏み出してください!少年野球を、というよりは、家族の絆を、野球界全体を盛り上げていきましょう!!
最後までお付き合いありがとうございました。
ではでは